2-1. AWSのユーザ登録とCloud9のIDE作成

前章で解説したように、今回は開発環境(学習環境)をクラウド側に作ります。

AWSの無償枠という言葉に注意

AWSはユーザ登録後1年は無償枠があります。学習程度の目的であればこの枠内で学習できるはずです。

ここで1つ注意しておかなくてはならないのは、1年間何をやっても無償というわけではありません。
1年間くらいの使用量は無償で提供しますよというだけなのです。

具体例として、サーバインスタンスを取り上げてみます。話を簡単にするためにサーバと表現します。

まずはこちらをご覧ください。

https://aws.amazon.com/jp/free/

このページは無償枠とはどの程度かを具体的に示しています。ここの「コンピューティング」をご覧ください。

1ヶ月あたり750時間、12ヶ月は無償ですよと書いてあります。計算すれば分かりますが、サーバ1台を24時間動作させておくとすると、24時間 × 31日(最大) = 744時間、確かに1ヶ月動かしたままでも無償枠でカバーできますね。

サーバ1台を1ヶ月間動かしたままでも無償、それが12ヶ月続くので、なるほど「1年間は無償枠あり」というのはウソではありません。

ところが、これがサーバを2台立ち上げるとどうなるでしょうか?1ヶ月750時間は無償とはいえ、2台なら単純計算で15〜6日は無償ですがそれ以上は課金されるということになります。

基礎編ではAWSのサービスの中でもCloud9しか使わないので大丈夫ですが、応用編では使い方を誤れば課金されるようなサービスを使います。そのようなところでは事前に注意を促しますが、ご自身でも教材にない行為は行わないよう十分注意してください。

どのような理由でも、本スクールはAWS使用料は一切負担しません。ご注意ください。

AWSアカウントの作成

事前に準備または決めておくべきこと

1.クレジットカード

実際に請求されてもよい、かつご自身の名義のクレジットカード、またはデビットカードをご用意ください。

使用できるのは、クレジットカードとデビットカード共に以下です。

  • Visa、MasterCard
  • American Express
  • Discover
  • JCB
  • China Union Pay 

2.メールアドレス

登録時にメールアドレスが必要です。AWSからの通知を受け取ったり、ログイン認証で必要です。後から変更可能です。

3.電話番号

ユーザ登録中に、本人確認のために必要です。本人であることを証明するために電話経由で4桁の認証コードが届きますので、それを入力する必要があります。

受け取り方は音声、SMS(ショートメッセージ)の2通りがあります。SMSで受け取りたい時は、言うまでもなく携帯またはスマホの番号である必要があります。

4.ご自身の住所の英語表記

登録の流れの中で、ご自身の住所を英語で入力しなければいけないところがあります。

自分の住所を英語でどのように表記するかが分からなければ「住所 英語」というキーワードでググってみてください。郵便番号から英語の住所を教えてくれるサイトが多数ヒットします。

以下はその一例 http://judress.tsukuenoue.com/ です。

AWSアカウント作成の流れ

では早速AWSアカウントの作成を始めましょう!

手順は、以下の公式サイトにとても分かりやすく解説されています。こちらを見ながら作成してください。

何と3箇所に「今すぐ無料サインアップ」ボタンがあります。これらのいずれかをクリックすると無料サインアップ画面に入れます。どれでも同じです。

この説明に沿ってAWSアカウントが作成できたら、次はCloud9でIDEを作成しましょう。

Cloud9 IDEの作成

AWSのアカウント作成、お疲れ様でした!次はCloud9のIDEの設定です。

IDEとは「1.学習前に知っておくべきこと」の「AWS / Cloud9とは」で解説しました。簡単にいうと開発環境のことでしたね。

アカウント作成の最後の画面で「AWS マネジメントコンソールへ進む」があります。

これをクリックすると、AWSマネジメントコンソールが開きます。まず最初にリージョンを変更しておきましょう。東京に変えてください。日本国内には東京と大阪がありますが、正直言ってどちらでもかまいません。

ただあえて大阪を選択する意味もあまりないし、今後の解説を統一するという意味でも東京で設定してください。

Cloud9のIDE作成

先の画面の上部中央にある「サービス、機能、マーケットプレイスの製品・・・」と表示されている検索項目入力の欄に「cloud9」と入れてください。Cloud9が先頭に表示されます。青字の「Cloud9」という文字をクリックしてください。

クリックすると、Cloud9の画面が開きます。

Create environment と書かれたボタンをクリックしてください。

Nameにweb_courseと入れてください。(本来は任意入力ですが、サポートのことを考えて統一させていただくことをご了承ください。)

入力が終わったら、下のほうにある Next step と書かれたボタンをクリックしてください。

何も変更せずに、そのままNext step ボタンをクリックしてください。選択した内容(とっても何も変更していませんが)が表示されます。ここでも、何もせず Create environment をクリックしてください。

数分待つと、画面が切り替わって最終的に以下になります。ここまでで、開発環境の出来上がりです。

これで一体何をするのかまったく分かりませんね。今はそうでも、これから徐々に使いこなせていけるようになるので、心配は無用です!

これまでの工程でweb_courseという名前の環境(environment)を作成することができました。
同じ名前でなければ複数の環境を簡単に作成できます。
しかし、何個も環境を作ってしまうと無償枠の対象ではなくなってしまうので注意してください。

以下の画像の赤枠で囲ったものが、同様の工程で作成した環境です。
この画像では既に環境を2つ作っています。

3つまでは無償枠ですが、4つ以上は無償枠の対象から外れてしまいます。
ご自身で環境を新たに作成して学習する際はご注意ください。

では本章の最後に、Cloud9の終わり方(=学習の終わり方)と、Cloud9の立ち上げ方(=学習の始め方)を解説しておきます。

Cloud9の終わり方(=学習の終わり方)

ブラウザまたはタブを閉じてください。

簡単な説明で恐縮ですが、Cloud9を終わるにはブラウザ丸ごと閉じるかブラウザのタブを閉じるだけです。標準設定ではそれから30分後に、背後で動いていた仕組み(サーバインスタンスといいますが、初級編では用語を覚える程度でよい)まで完全に停止します。

言い方を変えれば、学習を終わる時は必ずブラウザまたはタブを閉じてください。開いたままでいると、思わず長時間稼働し続けて、無償枠内に収まらない危険があります。

Cloud9の始め方(=学習の始め方)

Cloud9の始め方、言い方を変えれば学習の始め方を解説します。

もしまだCloud9を立ち上げたままなら、ブラウザを完全に落としてください。次に学習を開始することを考えて、全て落として最初からやりましょう!

ここからは、次に学習を開始する想定で進めてください。まずブラウザで、以下のURLへアクセスしてください。(このURLはブックマークしておいてください。)

https://aws.amazon.com/jp/console/

ブラウザやタブのクローズからある一定の期間内ならばいきなり以下へ遷移します。時間が経っていればメールアドレスとパスワードを入力する画面が現れますので、入力して認証してください。

いずれにせよ、以下の画面になります。

画面上部の検索欄(サービス、機能・・・と書いてある欄)にcloud9と入力して表示されたcloud9をクリック、または「最近アクセスしたサービス」のCloud9をクリックすると、以下の画面に遷移します。

先ほど作ったweb_courseが表示されるので、 Open IDEをクリックすると、先ほど出てきたCloud9の画面に入ります。

以上が、学習を再開する手順です。慣れるまで何度もやってみてくださいね!

さらに次の章へ進むならば、Cloud9はこのままの状態にしておいてください。

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